パグのしつけのコツは?犬種の特徴、性格を理解して一緒に暮らす!

 人間味があり、他の犬種とはどこか違った独特の雰囲気があるパグは、幅広い犬種がいる中、多くの愛犬家から愛されています。家庭で飼いやすい犬種であると評判なものの、しつけに関しては十分に注意しなければ、お世話が大変になる可能性が考えられます。パグのしつけにおいて、いくつかコツがありますので、自宅に招き入れる際には参考にしてみてください。

パグのしつけに失敗した時の例は?

 パグをしつけていて失敗してしまう人は多く、例えば「叱ってしつける」方針にしてしまっていることです。トイレにしろ、「待て」や「お座り」などのコマンドにしても、パグは叱って覚えさせるのに向いていません。それよりも愛情を持って、褒めて伸ばすのが効果的です。

 叱ってしつけると、しっかり覚えてくれなかったり、覚えるのに消極的になってしまったりと、必要以上に時間がかかってしまうのです。パグの飼育にて、トイレトレーニングに苦労する家庭が多いようですが、上手に出来なかったから怒って教えるのではなくて、成功したから褒めるというしつけを繰り返していくのが良いです。

パグの特徴は?どんな性格をしている?しつけの前に学ぶ

貴族社会で注目されていたパグの歴史

 パグは、紀元前400年より前に、中国の王室で飼われていた短吻の小型犬と言われています。マスティフと呼ばれる犬種の特徴がいくつか残されていることから、その血統が歴史を辿っていくと、どこかで混じったのかもしれないと考えられています。パグは東印度会社により、中国からヨーロッパへと渡りました。その結果、オランダ王室と関係を築くようになったのです。王室で繁殖されることでシンボルとなっていき、肖像画に描かれるほど愛されていました。

 知名度が高いのはポンペイと言われるパグの種類で、八十年戦争にてウィレム1世を暗殺者から助けたと言われ、オランダでは伝説として語り継がれています。1700年代の後半にはフランスに渡り、ナポレオンの婦人が寵愛していました。逸話として、収監されている婦人の伝令をナポレオンに伝えていたという話もあります。ビクトリア女王の時代にはイギリスにも渡り、貴族社会に注目されるようになりました。当時、パグの特徴である顔のシワをより目立たさせるため、耳を切り短くしていたようです。1885年には、ケネルクラブに公認されました。

 なぜ、パグという犬名になったのかは諸説あり、例えば顔が握りこぶしのように見えるためにラテン語で拳を意味するプグニュスであったり、1700年代にパグモンキーという流行した犬種に似ていたりすることから、その名称を「パグドック」としたとも言われ、由来の説は様々です。

パグの「特徴」「性格」は?

 パグは他の犬種と違った独特の容姿が何よりの特徴です。かといって人気がないこともなく、多くの愛犬家に愛されている犬種と言えます。特徴的なのは顔にある深いシワで、顔が黒々としているほど良いと言われます。パグの鼻は低く、横から見た時にはほとんど平らに見えるような形です。耳は薄く垂れていて、剃るような形で耳の中が見えるローズ耳、あるいは前に倒れた形になっているボタン耳があります。体は短いですが、たくましい体格をしており、四肢もしっかりしています。艶のある被毛は柔らかく、「フォーン」「黒」「アプリコット」など、多彩な毛色があります。

 パグの性格は、明るいことが多く、とても陽気です。また、落ち着いている犬種が多くみられ、家庭で飼いやすい犬種として人気があります。独特の愛くるしい見た目の一方で、強い独立心を持っています。そのため、プライドが高く、頑固なようすが見られる時もあるものの、小さな頃から根気よくしつけていけば、家庭で飼いやすい、可愛らしいペットになります。

 パグはそれほど攻撃的な部分は少なく、小さなお子様とも仲良くしてくれます。そのため、室内犬に向いている犬種といえます。性格な頑固なため、厳しいしつけをしてしまうと拗ねてしまいやすいです。その結果、しつけをしづらい状態になることも稀ではありません。パグが大好きなのは、飼い主に喜んでもらうことです。それほどの深い愛情を持っています。ちょっと厳しいしつけをしてしまった後は、いつもよりも気持ちを入れて褒めてあげると喜んでくれるでしょう。

 また、パグは、お利口なので、しつけを覚えてもらいやすいです。素直さもパグの持つ長所ですので、良いことと悪いことをはっきり区別させると理解します。パグは吠え癖の著しい犬種ではないものの、嫉妬やヤキモチを原因として吠えることは少なくありません。パグが寂しがってしまわないよう、飼い主がいつも構ってあげると、パグも愛情を注いでくれるでしょう。

パグのしつけのコツ

根気良く繰り返ししていく

 パグは人懐っこい性格を持っていますので、基本的にしつけはしやすい傾向にあります。利口ではあるものの、あまり物覚えが良いという訳ではありません。加えて、パグはちょっぴり頑固です。一度体に染み付いたことは、なかなか後になって変えないところがあるため、初めのしつけと、繰り返し根気良くしつけをしていくことが、とても大切です。

 また、パグは叱られると拗ねてしまいます。怒ってしつけを繰り返していくと、ストレスを溜め込んでしまって、結果的に言うことを聞かなくなる心配があるでしょう。基本は優しく、喜ばす方針でしつけをしていきますが、全てを甘やかす訳ではありません。ダメなことをした時には多少厳しく、上手にできた時には全力で褒めてあげるようにして、しつけをしていきましょう。何でもかんでも怒って教える方法は、パグの頑固な性格と相性が悪いです。

しつけには一貫性を持たせる

 パグは頑固なため、一度覚えたことを貫き通す傾向にあります。なので、ブレのないしつけをしていくことが大切です。例えば、家族によって「待て」と「ストップ」というようなコマンドの微妙な違いは、パグを混乱させてしまいます。お家に連れてくる前から、家族ではコマンドに一貫性があるよう、話をしておきましょう。

 また、人によって褒める状況が違うのも良くありません。例えば、トイレをシートの上でしっかりした時に褒め、少しでもはみ出たら注意するという方針にしていても、別の家族が少しはみ出たくらいなら叱らず褒めるようにしていると、どちらが正しいのか判断できなくなります。パグは利口ですが、微妙なしつけの違いを判断できるとは限りませんし、頑固なために自分が正しいと思った方をしてしまいます。基本的には一貫性のあるしつけを家族で行っていきましょう。

 パグは決してしつけをしやすい犬種という訳ではありませんが、根気良く教えていけば、理解してくれる犬種です。頑固なところで、しつけに苦労する飼い主さんも少なくありませんが、全てを覚えてくれた後には、楽しく、幸せに暮らしていけるはずです。パグのしつけのコツを把握し、上手に教えていきましょう。