マルチーズのしつけのコツは?特徴は?性格もしっかり把握!

 多くの犬種の中でも、マルチーズは高い人気があります。遊ぶことが大好きで、甘えたがりなマルチーズは、性格に合わせたしつけが大切です。その性格から、過度に甘やかし過ぎると、言うことを聞かないワガママな性格に育ってしまいますので、子犬の時から正しいしつけをしていくことが重要でしょう。

マルチーズのしつけの失敗例

 マルチーズのしつけの失敗例で多いのは「甘やかし過ぎる」ことで、ワガママな性格になってしまうことです。とにかく甘えたい性格なので、甘やかし過ぎると自分の思い通りになるようワガママな性格に育ってしまいます。

 甘やかし過ぎると、「一匹で留守番が出来なくなる」「小さな物音に吠えてしまう」「吠えグセが治らない」「トイレを別の場所でする」「噛み癖がつく」など、とにかくしつけが身に付かなくなってしまいます。とくにマルチーズは吠えグセと噛み癖が染み付きやすいです。飼い主の立場からすると、存分に可愛がってあげたいと考えることでしょう。しかし、マルチーズを甘やかすのは、しつけが出来た時をメインにしましょう。

マルチーズのしつけを学ぶ前に特徴や性格を知る

猟犬、愛玩犬として愛されていたマルチーズの歴史

 マルチーズの歴史は古く、それは紀元前1500年頃に遡るほどです。元々、マルタ島を原産地とする犬種です。当時、現在にするレバノンの周辺を拠点として、形状の貿易をしていたフェニキア人の人々が、その貿易の中継地点としていたマルタ島に持ち込んだのが、マルチーズの始まりと考えられています。現在の犬種の多くは、昔には猟犬などの形で活躍していましたが、マルチーズは当時から愛玩犬として愛されてきています。今から3,000年以上前から現在までずっと、人間に可愛がられてきているという珍しい犬種です。

 マルチーズは15世紀に、ヨーロッパではフランスに伝わりました。そして、マルタ島が19世紀にイギリス領へとなったことから、イギリスでも広まっています。19世紀の末になると、ヨーロッパの婦人の中で、マルチーズは人気の犬種となったのです。さらにマルチーズの人気はヨーロッパ内で止まることはなく、第二次世界大戦の終戦後、アメリカでも普及することに加えて、1950年代には日本にも普及し始めました。

 日本国内においてはマルチーズの人気は非常に高く、1968年〜1984年の間、犬種別の登録数で1位を記録するなど、幅広い知名度と人気を集めていましたし、現在に至っても人気の犬種ランキングで上位に居座っています。

マルチーズの「特徴」と「性格」は?

 マルチーズの特徴はまず、被毛が純白の色で、上品な容姿を持っている点です。白く長い被毛に覆われており、放っておくと、その被毛は地面につきそうになるほど長くなっています。絹糸のように直毛な毛は、体の両側に垂れており、ふわふわとした見た目をしています。鼻先から尻尾まで豊富に生えている被毛はやや汚れやすいです。また、お手入れをせずに放置していると、被毛が絡まってしまい、ブラッシングが出来ない状態になります。そのため、こまめに毛を梳かしてあげたり、あるいは短くカットしてあげたりするのが一般的です。

 マルチーズは、どちらかといえば落ち着いている雰囲気であることがおおく、活発さはそれほど見られない性格です。また、あまりいたずらもしませんので、飼い主からすると飼いやすい犬種です。飼い主やその家族から、甘やかされるのがとても大好きですが、知らない人には強い警戒心が働き、威嚇することも多く見られます。

 性格は基本的に穏やかですが、一部気の強いところもあり、体の大きい大型犬に向かっていく一面もみられるため、番犬としての働きも十分にこなせるでしょう。古くから愛玩犬としての存在であったため、なんらかの仕事をしていた歴史のある犬種に比べると、ペットとして育てやすく、飼育もしやすい特徴があります。

 マルチーズは甘えるのが大好きな性格ですが、逆にいえば甘やかすとワガママに育ちやすいので注意が必要です。また、甘える性格から、留守番をするのを苦手としていたり、他の犬種に比べると無駄吠えしやすい傾向にあることから、しっかりしつけをしなければなりません。根は頭の良い犬種であるため、しつけがしやすいです。子犬の段階から正しくしつけていけば、大抵のことは覚えてくれます。

マルチーズのしつけのコツ

可愛くても厳しく接する

 マルチーズは飼い主に甘えるのが大好きです。なので、家族が近くにいると横にくっつくようにいたり、飼い主がトイレに行くときについてきたりと、甘えようとしてきます。飼い主からすると、懐いてくれるのが嬉しく、ついつい甘やかしてしまうかもしれませんが、メリハリのあるしつけが大切です。マルチーズは甘やかしすぎてしまうと、言うことの聞かないワガママ犬になってしまいます。

 過剰に厳しくする必要はありませんが、地道に子犬の時からしつけを教えていきます。マルチーズは外部への警戒心が強く、気も強いです。なので、訪問者によるチャイムの音、他人、知らない犬に対して吠えることが多いです。穏やかな性格の裏側には、やや強気なところがあるため、吠えグセを容認しないよう、厳しく接します。

 また、マルチーズのほとんどは室内で飼われることでしょうが、トイレのしつけも欠かせません。賢く、忠実に言う事を聞いてくれるのですが、少し甘やかすと別のところでトイレをする習慣が身につきます。そこから直すのが大変になってしまいます。一緒に暮らしていく上で、ある程度厳しく接することも欠かせないでしょう。

褒めてしつける

 マルチーズはどちらかといえば、褒めてしつける方が効果的です。怒らないという意味ではありませんが、甘やかされたり、愛されたりするのが大好きなマルチーズには、いうことを聞いた時、たっぷりと褒めたり、可愛がったりしてあげると良いです。マルチーズは飼い主に怒られたり、厳しくされたりするのを嫌います。だからといって叱り続けると、ストレスがたまり、噛み癖やいたずらにつながってしまうかもしれません。

 例えば、指定の場所でトイレをしてくれたり、いうことを聞いておすわりしたり、吠えるのをやめたりした時など、飼い主にとって良いことをしてくれたとき、全力で褒めてあげましょう。マルチーズは基本的に賢い犬種なので、何をしたら褒めてくれるのか、しっかり理解してくれます。

 マルチーズをしつけていく上で、出来た時に褒めるよう飼い主が意識するのが大切です。厳しく叱ったり、過度に甘やかしたりするのではなく、しつけを成功させた時に褒めてあげれば、飼い主が大好きなマルチーズはしっかり覚えてくれます。ワガママなマルチーズに育ってしまわないように、適度に褒めて飼育していきましょう。