ボストンテリアのしつけのコツは?特徴や性格を知って飼育に活かす

 ボストンテリアは紳士的ですし、友好的な犬種です。飼い主を喜ばしてくれるような優しさがありますし、無駄吠えが少なくご家庭で飼いやすいでしょう。ただ、性格的に、しつけのやり方を間違えてしまうと、間違って理解してしまう心配があります。ボストンテリア向けのしつけのコツを知り、上手に覚えさせていきましょう。

ボストンテリアのしつけの失敗例

 ボストンテリアは好奇心が旺盛なところがあり、自発的に行動することも多いです。そういった性格があるため、しつけに失敗すると、飼い主のいうことを様々な場面で聞かなくなってしまいます。

 例えば、散歩の最中に、飼い主がいく方向とは別の方向へとリードを引っ張ってしまうことです。ボストンテリアにはリーダーウォークを教え込み、飼い主がいく方向についていくよう教え込むことが欠かせません。縄張り意識の強いボストンテリアは、他の犬を見つけてしまったとき、威嚇する場合があります。それはトラブルにつながりかねませんし、好奇心のまま別方向に歩くと事故に遭う心配もあります。基本的には物覚えの良い犬種なので、リーダーウォークで飼い主についてくる習慣を身につけさせましょう。

ボストンテリアのしつけを学ぶ前に犬種の特徴を知ろう!

歴史

 ボストンテリアは1860年代に、マサチューセッツ州の都市であるボストンで生まれたフーパーズジャッジと呼ばれる雄犬が起源です。フーパーズジャッジは「ロバート・C・フーパー」という方が生み出し、元犬はイングリッシュテリアとブルドッグが用いられています。

 それから、フーパーズジャッジはバーネッツジップと呼ばれる小柄で白いメス犬と交配し、子供が産まれます。そして生まれた子犬はさらに小柄な犬と交配が繰り返されていき、はじめは約15キロあった体重が軽量化されていき、現在のボストンテリアに行き着きます。

 1889年には犬の人気が高まっていき、アメリカンブルテリアクラブという犬種クラブがボストン市に誕生したのです。その当初は、ブルテリアやランドヘッドといった名称で紹介されていましたが、ブルドックやブルテリアの愛好家より、名称について異議があったため、1891年に変更がありました。ボストンテリアという名称は、出身地にちなんで決まりました。

 AKCに公認されたのは1893年頃で、1920年頃にはヨーロッパへと渡りました。北米で最も人気がある犬種となったのは1950年代で、今もなお、ボストン大学におけるマスコットになっています。

ボストンテリアの特徴や性格

 ボストンテリアの見た目の特徴としてタキシードを着ているような容姿があります。そのことから、小さなアメリカ紳士と言われることもあり、漫画のモデルになるなど、様々なところで愛されています。愛嬌のある顔立ちが特徴で、離れて多少飛び出た目や立ち耳で、愛嬌があります。ややフレンチブルドッグに似ている印象があるものの、比べると体型はスリムかつ、耳の先が尖っているなど、違いはあります。体格は小柄なもののがっちりとしています。スムースコートのためなめらかな被毛で、光沢がある毛並みが特徴です。

 ボストンテリアの性格は、紳士的かつ友好的なところがあります。また、我慢強いところもみられ、家庭で飼いやすい性格の持ち主です。基本的には活動的なので動き回ることが多いのですが、時には状況を観察して慎重に動くところもあります。そのため、小さなお子様や赤ちゃんがいる家庭でも飼いやすい犬種といえます。

 もともとは闘犬向けともされていたボストンテリアですが、そのためか感受性が高く、飼い主の声や雰囲気に反応する賢さがあります。特に無駄吠えがほとんどなく、室内犬として買うならばおすすめで、マンションなどの集合住宅でも飼いやすい性格でしょう。

 人懐っこく、遊ぶのが大好きなので飼い主に構われることに幸せを感じます。一方で寂しがり屋であることと、甘えん坊である一面もみられるため、長時間人のいない自宅で留守番をするのはあまり得意としません。配合に配合を重ねられた犬種なので基本的には温厚ですが、縄張り意識が強いところも時々みられます。

ボストンテリアのしつけのコツ

叱らず無視やご褒美でしつけを

 ボストンテリアは賢いので、基本的にはしつけに苦労することがあまりありません。ただ個体差がありますし、飼い主の教え方にもよりますので、正しいしつけを続けていく必要があります。ボストンテリアは信頼する飼い主や家族から叱られるのを得意とせず、無理に叱られたり怒鳴られたりすると、自信を失ってしまいます。そうすると、自発的に行動する様子も少なくなるのです。

 ボストンテリアをしつける時は、叱ったり怒鳴ったりするのではなく、ダメな時には無視をしたり、あるいは褒めたりして教えていきます。いけないことをした時は構わず、無視をするように接します。そして出来た時には全力で褒めるような付き合い方が良いです。出来ないからといって怒る事はもちろん、手を出すような事はしてはいけません。無視をするだけでも、ボストンテリアは居心地の悪さを感じてくれますので、自分のしたことと嫌なことが結びつきます。

噛み癖を直す

 ボストンテリアはあまりイタズラをしない犬種ではありますが、噛み癖が気になる方は少なくありません。しつけても噛み癖が直らない場合、ボストンテリアが噛む行為を悪いことだと理解していない可能性が高いです。噛み癖を直す時は、しつけの方法がとても大切です。

 例えば、家具を噛んでいたり、人の物を噛んでいたりするとき、近くに行って然る人もいるかもしれませんが、それは逆効果です。基本的にボストンテリアは甘えん坊なので、噛んでいることで何か言われると、構ってくれていると勘違いする可能性があります。

 構っていると勘違いされずに噛み癖を直すには、ビターアップルスプレーで苦味を教えてあげたり、噛んだ瞬間に「痛い!」と叫んで驚かせたりするのが良いです。また、それだけではなく、噛むのをやめた時にはしっかり褒めてあげるのも欠かせません。何をしたら構ってくれるのかということを結びつけることが、ボストンテリアのしつけにおいてとっても重要です。

 ボストンテリアは決してしつけが簡単な犬種ではありませんが、難しい犬種でもありません。教えたことは覚えてくれますし、簡単に忘れるようなことも多くないです。ただ、厳しく叱ってしまうと、自信を失ってしまいますので、基本的には優しくしつけをするよう心がけましょう。