ボーダーコリーのしつけのコツは?特徴や性格を把握して育てよう!

 ボーダーコリーは運動神経に優れ、賢い中型犬です。理解する力に長けていることから、育てやすいと勘違いされやすいですが、それはあくまで正しいしつけが行われた結果です。仲良く暮らしていけるよう、ボーダーコリーのしつけのコツを学びましょう。

ボーダーコリーのしつけに失敗するとワガママに?

 ボーダーコリーのしつけを失敗する人は少なくありません。飼い始める前から、賢い犬という印象を持ってしつけを始めると、言うことの聞かないワガママ犬となってしまいます。ボーダーコリーのしつけにおける失敗例は、リーダーウォークを心がけない事ででしょう。ボーダーコリーはお利口さんで、運動神経がずばぬけて高い犬種です。散歩の時、力の強さに負けて、ボーダーコリーが行きたい方についていくようにしていると、いずれ飼い主のいく方についてきてくれない危なっかしい散歩になります。

そうなると、成犬になってからのしつけがとても大変です。子犬の段階から、足元から離れないように歩かせます。自分勝手に好きな行動をさせないようにするのです。別の方に行こうとしたとき、逆方向に引っ張ると、遊んでくれていると勘違いするかもしれません。なので、その時は立ち止まっておとなしくなるまで待つなど、自分勝手な行動は出来ないということを教え込みましょう。

ボーダーコリーのしつけを学ぶ前特徴や正確を知ろう!

牧羊犬として活躍していた節のあるボーダーコリーの歴史

ボーダーコリーの歴史に明確なものはないものの、有力といえる説があります。バイキングと言われる武装海賊が8世紀〜11世紀に存在していました。この海賊がスコットランドへとスカンジナビア諸国から渡った時、牧畜に用いている犬がいたのです。それが、ボーダーコリーの祖先かもしれないと推測されています。作業犬として活躍していた歴史があり、主な地域としてはイギリスやスコットランド、ウェールズなどの国境付近にいました。

1800年の後半には、イギリスにて競技会にて牧羊犬が活躍される出来事が始まります。その競技会で良い成績を収めたとされるのが「ヘンプ」と言われるボーダーコリーの一種です。ヘンプが持つ芸当は、家畜に向かって吠えたり咬んだりするのではなく、目を見ることで誘導させるようなものでした。ヘンプの血統をもとにし、今のボーダーコリーが生まれました。そのため、ボーダーコリーの父はヘンプだと考えられています。

1905年にはスタンダードが規定され、1915年に初めてボーダーコリーという名称が現れました。1900年代の早いうちにボーダーコリーはアメリカへと渡っていたものの、実際にAKCの公認を受けたのは遅く、1995年です。なぜ、ボーダーコリーという名称なのかは、かつての地形に関係すると考えられています。スコットランドはイングランド側からみると、国境の向こう側にありました。ボーダーは国境を意味しており、そこからボーダーコリーと名称づけられるようになったと、強い説として残っています。

ボーダーコリーの特徴や性格

ボーダーコリーは部類として中型犬に属しており、やや体は大きいです。オスで体高は53センチから55センチほどあり、メスで50センチから52センチほどあります。体重は性別に関わらず14キロから20キロあるほど、大きい体格の持ち主です。ボーダーコリーの歴史には、牧羊犬として働いていた説が残っているからか、体つきはとてもがっちりしています。ダブルコートの被毛には長毛と短毛があります。認められている毛色のカラーは様々で、例としてはブラックとホワイト、レッドとホワイトのように国内だけで30種類を超えるカラーがあるようにとても豊富です。ボーダーコリーの顔は、鼻筋から頭にかけて白い毛があり、パンダと呼ばれることがあるような様々な模様があります。

ボーダーコリーの性格における大きな特徴はその賢さです。もともと牧羊犬として活躍していた犬種でもあることから、状況判断能力は高く、それゆえに十分にしつけを覚えさせれば、非常に買いやすいでしょう。また、ボーダーコリーには運動能力に優れた特徴があり、それもまた魅力の一つです。ドックスポーツに向いている犬種でもあり、フリスビーはもちろん、アジリティなどの運動も出来ます。大切なペットと一緒に運動したいと考えている飼い主にとっては、一緒に過ごしていて楽しめるのではないでしょうか。

頭が良く、とても活動的なボーダーコリーですが、歴史には牧羊犬としての働きがあったと言われており、そのためか警戒心が強めです。物音や不審な人物などに対して反応を示す傾向にあります。中型犬なので庭で飼うこともあれば、室内犬にする家庭もあるかもしれませんが、夜間であったり留守番をさせていたりする時は、室内に入れて過ごさせる方が安心です。強い警戒心が理由で吠え癖が目立ち、近所迷惑になったり、他人に威嚇してしまったりする可能性がありますので、多少は注意しておくことをおすすめします。

ボーダーコリーのしつけのコツ

小さなころから厳しめにしつけをしよう

ボーダーコリーはとても利口な性格を持っているため、しっかり飼い主の指示器を聞いてくれて、忠実に行動してくれます。ただ賢く暮らしてもらうためには、子犬のうちから厳しくしつけをしていくことが重要です。小さな時から全然しつけを行わなかったり不十分な教えをしてしまったりすると、大きくなってから、ワガママな性格が際立つボーダーコリーになりかねません。

お利口なワンちゃんだからこそ、飼い主の行動やしつけをかいくぐりズルい一面を見せる傾向があります。出来る限りボーダーコリーには、主導権を握らせないのが重要です。十分に上下関係を理解させるべきなので、ご飯をあげる時間は飼い主が適当な時間にばらつかせてあげたり、散歩に行く時間も同じく規則性を持たせないようにします。ボーダーコリーが要求したタイミングでご飯をあげたりや散歩したりすると、要求すればいうことを聞く飼い主と思われてしまいます。子犬の時から厳しくするのは心が傷むかもしれませんが、長き良き関係を育むのには欠かせません。散歩の時もリーダーウォークを取り、ボーダーコリーが引っ張る先ではなく、飼い主が行き先をリードしてあげるのが大切です。

正確にしつけを染み込ませる

ボーダーコリーは賢く、しつけの覚えは早いです。ただ、重要なのは正確な指示を出すよう、しつけを染み込ませることです。例としては、コマンドにばらつきがあるのは良くありません。「待て」というコマンドにも、言い方を変えると「待った」や「ストップ」などの言い換えが出来ます。家族全員で別のコマンドを使うと、理解力の高いボーダーコリーでさえ混乱してしまい、いうことを聞かなくなる恐れがあります。

他のしつけも同様に、単に声色を変えて名前を呼び、怒っている雰囲気を見せても、ボーダーコリーが理解してくれるとは限りません。理解力のある犬種だからこそ、正確にしつけを教えていくことが重要です。理解力の高い犬種ほど、一度染み込ませたしつけを、後から修正するのが難しい場合があります。子犬の時から一貫性かつ正確性のあるしつけをしていきましょう。

ボーダーコリーはしつけを教えるとすぐに理解してくれやすいですが、正しく正確な教えが必要です。子犬の時から習慣づけてあげることがとても大切で、後からしつけを矯正しなければならない状況になる前に、正しいしつけをしていくよう意識して下さい。