ビーグルのしつけのコツは?犬種の特徴や性格を踏まえて飼育しよう

 ビーグルは愛想がよく、愛情を注ぐよう接してくれます。とても優しい心を持っていますので、小さい子供のいるご家庭であっても、安心して飼える犬種であると言えます。しかし、吠えグセがあったり、興奮してしまったりする様子が見られやすいので、家族とトラブルなく生活していけるよう、しつけのコツを覚えておくべきでしょう。

ビーグルのしつけに失敗した時の例は?

ビーグルは、すぐに興奮してしまうので、寂しさや恐怖心を抱くと大きな声で吠えてしまいます。吠え癖に対するしつけをしていないと、その声に悩まされてしまう方が多いです。ビーグルにはとにかく、吠えたら誰もかまってくれないということを教えてあげる必要があります。飼い主に遊んでもらったり、構ってもらったりするのが好きであるから、吠えたときは「名前を呼ぶこと」や「体を触ること」は極力避けます。

そして、静かになってからオヤツをあげたり、甘やかしたりするように、ビーグルを全力でかまってあげましょう。吠えグセが直せていないと、集合住宅に住んでいる人に限らず、散歩中は他人や知らない犬に吠えるなど、とても扱いづらくなります。無駄吠えに対するしつけは、よく意識しておきたいものです。

ビーグルのしつけを学ぶ前に犬種の特徴を知る

現代とは違う体格を持っていたビーグルの歴史

ビーグルは約15世紀のイギリスにて、うさぎ狩りをする働きをしていたと考えられています。1700年代を迎えると、うさぎ狩りとして働く猟犬は「サザンハウンド」と「ノースカントリービーグル」というように大きく二つに分けられました。サザンハウンドは、体格が大柄でありながら落ち着いた性格をしています。また、声は低めで、長めの耳が特徴的です。対してノースカントリービーグルは、小柄ながらスタミナがあり、敏捷性のある犬種として知られました。

現代で飼われているビーグルは、ノースカントリービーグルが1800年代にパーソン・ハニーウッドという方に洗練され、誕生したと推測されています。とある記録によると、アメリカでは南北戦争がはじまる前から、南部地域でビーグルのような犬がいたと言われています。とはいったものの、当時のビーグルは現代のそれとは違い、大柄である犬種が多く、ダックスフンドやバセットハウンドなどの犬種に近い印象があったのです。

南北戦争が終戦を迎えると、純血種がイギリスから輸入され、今アメリカの国内にいるビーグルの、基礎犬となったのです。猟犬としても1800年代には人気を集めるようになり、1885年にはAKCによる公認を受けました。ビーグルという名称の由来は、フランス語の小さいという意味である「beag」であったり、吠える声が歌うような印象があることから、開いた喉という意味のある「begueule」が関係していたりするようです。

特徴、性格を把握しよう!

ビーグルは体型が引き締まっていて、目はまん丸としています。鼻筋はまっすぐと長く、なにより長めのタレ耳が特徴です。毛色は特にトライカラーがポピュラーではありますが、ブラウンとブラック、ホワイトの三色が一般的です。別名でハウンドカラーとも言われます。最近ではレモンカラーといって、白とレモン色が混ざっているような毛色のビーグルも登場してきています。ビーグルの毛質は短く、ツヤがありつつ強い毛並みです。短毛ではありますが抜け毛が多く、習慣的にブラッシング等をしてあげなければ、たくさんの抜け毛が目立ちます。

ビーグルの性格は、どちらかといえば活発な傾向がみられ、遊ぶことが大好きです。活発でありながらやんちゃな一面もみられ、そういった点からやや興奮しやすい性格です。家族と一緒にいるのが好きで、一匹でお留守番をされると寂しがります。基本的には人懐っこいですし協調性もありますので、小さな子供とも仲良くできる優しさがあるでしょう。

もともと、猟犬として働いていた歴史があることから、賢い知能を持っています。そのため、しつけは比較的覚えやすいですが、簡単なわけではありません。根域よく、しつけを覚えさせていく必要があります。体格の割には食欲が旺盛な犬種なため、食べ物に強い欲を抱くことが多いです。ついついオヤツやご飯をたくさんあげたくなるかもしれませんが、それは肥満の原因です。小さな体格でありながら、吠える声はとても大きいため、無駄吠えに対するしつけも重要でしょう。

ビーグルのしつけのコツ

無駄吠えに対するしつけをしっかりと

ビーグルは小さな体格でありながら、吠えた時の声はとても大きいです。そのため、マンションやアパートなどの集合住宅に住まれている方にとって、ビーグルの無駄吠えをしつけるのは、大きな課題となるでしょう。基本的にビーグルは興奮しやすい性格を持っていますので、落ち着きを保てるよう、しつけるのがコツです。

飼い主に構ってもらえるのを強く喜びますので、室内で吠えてしまったとき、目を一切見ずに無視しましょう。吠えると構ってもらえない、疎外感を感じるようになるため、吠えたら寂しくなるとつながります。また、ビーグルにはリーダーは飼い主であると教え込むのも重要です。散歩の時に好き勝手に歩かせなかったり、ご飯の時間は飼い主が不規則にあげたりと、必ず主導権は飼い主が保持するよう、行動しましょう。

そして、ビーグルはコミュニケーションが不足すると、寂しさによってストレスがたまり、吠えやすくなってしまいます。本来であれば家の中には必ず誰かがいる環境で飼うのが良いのですが、そうではないのであれば、社会性を身につけさせるために、他人を合わせたり、知らない犬と触れ合わせたりすると良いでしょう。出かけたらコミュニケーションをとるような習慣がつくと社会性が身につき、吠え癖がつきづらくなるでしょう。

食いしん坊な性格を利用する

ビーグルは、とても食いしん坊なところがあります。なので、しつけをするときは無理に叱ったり、厳しくしたりするのではなく、オヤツやフードの一粒を使って教え込むのが良いです。

「座れ」や「待て」などを教える時も、一粒を用意して出来たらあげる方法を繰り返します。トイレに関しても同様です。トイレシートの上でしてくれたらゲージから出してオヤツをあげて構ってあげます。トイレを別のところにしたり、シートの真上ではなく、はみ出るようにしてしまったりしたとき、おやつはあげませんし、目を見ないで無視します。

ちゃんとできない時にはオヤツをあげる必要がありません。頻繁にあげてしまうと、いずれ肥満になる原因となりますので、適度にしましょう。時にはおやつを使わず、しつけをしてみるのも良いです。食いしん坊で食欲旺盛なビーグルの習性を利用すれば、比較的しつけはしやすいでしょう。

ビーグルのしつけにはやや手をやく人も少なくありません。しかし、ビーグルのどういった部分に注意すれば良いのか理解すれば、しつけをしていくのも難しくありません。吠え癖や主従関係には特に意識して、正しくしつけを行っていきましょう。